ネタバレ・世界が騒然!本当にあった(秘)衝撃ファイル8月24日放送
最初は誰が殺されたか、誰が殺したのかもわからない設定でした。
なので見ていない方にとってはネタバレになりますのでどうぞ気を付けて!
放送による事件のあらまし
妻のローラと、二人の子どもとアメリカ・カルフォルニア州に住んでいたジオワルドが遺体で発見されたのは、2014年2月のこと。
事件の前にローラの実母のシンシアが同居を始めていました。
シンシアは脳卒中に2度見舞われ、歩行が困難だったこともあり、夫婦が引き取る決意をしたのです。
ただ、ジオワードは規律正しく、子どもたちはもちろん、妻のローラにも厳しく当たることが多く、シンシアは娘や孫をジオワードから守らなければいけないという思いを強くしていました。
さらに、ジオワルドの最初の結婚でできた息子のキアヌも同居を始めます。
キアヌは麻薬の問題があり、父であるジオワルドの元から病院へ通うことになったのでした。
事件の朝、キアヌは病院へ。
ローラは子どもたちを学校へ連れていきます。
ジオワルドはその後学校で行われる予定だったイベントにシンシアを連れていく予定でしたが、その時に事件が起こります。
何度も注意したにも関わらず、脳卒中で倒れたにも関わらず、喫煙をやめないシンシアにそもそもいらついていたらしいジオワルドが、シンシアの服に食べこぼしを見つけ
「だらしない」
と言ったことでシンシアの怒りが爆発。
裏庭で洗濯ものを運んでいたジオワルドに5発の銃弾を浴びせます。
ジオワルドはそれでも生きていて、バックドアから家に入り鍵をかけたのですが、車にしまっていた銃弾を取ってきたシンシアが、ドアを3発撃ちガラスを破って侵入、残りの2発をジオワルドに。
キッチンまで這っていったジオワルドに、再び車から5発の弾を取って戻り、その5発とも銃弾を浴びせ、とうとう殺害した、というのが事件のあらましです。
ジオワードの本名と人となり
ジオワルドの本名はGeoward Estaquio。
8人兄弟の3番目で、家族の仲はとても良かったそうです。
実際に、西海岸のカルフォルニア州での裁判に、3人のきょうだいが傍聴したのですが、うち二人は反対側の東海岸に住んでいるにも関わらず、わざわざやってきたのだそうです。
裁判を傍聴した彼のきょうだいのうち、姉妹はジオニサ(Geonisa)とジオラナ(Georanna)で、 兄弟はジョージ(George)。
ジオニサもジオラナも初めて聞く名前でしたが、ジョージだけはとてもよく聞く名前でした。
長男なのでしょうか。
もしかしたら8人のきょうだいがすべて、Geoで始まる名前なのかしらと思いましたが、残念ながら確認できませんでした。
義母シンシアの本名と事件前後の行動
本名はCynthia Cdebaca。
この事件の3年後に、50年の懲役を言い渡されました。
当時66歳なので、生きているうちに釈放される見込みはほぼ、ないと思われます。
彼女は足は不自由だったようですが、やりたいことはやれていたように見えます。
実際に、この犯行の数週間前から、銃のレッスンに通っていました。
車に弾をたくさん置いてあったことも考えると、完全に計画的な犯行だったのだと思われます。
また、犯行後の行動にも驚かされます。
まず、近所のカジノで2時間過ごしてから、お気に入りのコーヒーショップでコーヒーを飲んでいたというのです。
警察の取り調べに最初は「まさか!婿が!」と取り乱した様子を見せたシンシアですが、その後追及されるとすぐに
「私がやりました」
と自白。
その後大喜びで「死んでなくちゃ困るのよ!」と浮かれる様子が取り調べのビデオに映っていました。
シンシアは、自分のことを、娘と孫(ジオワルドの妻と子供たち)を横暴で乱暴な人間から救ったヒーローのように考えていたようですが、初めて母の犯行と知った娘のローラは激しく泣き崩れました。
後にローラは
「私は母を愛しているし、夫のことも愛していました。本当につらいです」
と述べています。
ローラの姉妹でシンシアのもうひとりの娘は
「母は、悪魔なんかじゃありません。私にとっても、孫にあたる私の子どもたちにも、本当に良いおばあちゃんでした」
と言っています。
ジオワルドのきょうだいが
「あの女は悪魔!一生、二度と塀の外に出て来るな」
と言っているのとは対照的ですね。
もちろん愛するきょうだいを殺されたのですからその発言も無理のないことです。
同居していた息子のキアヌは
「父が亡くなってしまって残念です。麻薬中毒から立ち直り、結婚した自分を見て欲しかった」
と語りました。
裁判でシンシアは
「ごめんなさい」
と消え入るような声で謝ったらしいのですが、時すでに遅し。
最初に5発撃った後で、這って家の中に逃げるジオワルドを背後から更に撃ち、最終的に12発も撃って殺したのはあまりに残虐すぎます。
銃声を何人もの近所の人が聞いて通報していました。
それでも自分は捕まらないと思ったのか、正しいことをしたと思ったのか謎ですが、足が不自由でひとりの生活が難しい彼女を受け入れてくれたのはジオワルドだということには思い至らなかったのでしょうか。
犯行に使ったリボルバーはカジノへ行く途中に埋めて隠しており、冷静に自分の犯行を隠そうとした様子も窺えます。
テレビで放映されなかった話
テレビでは上記のように食べこぼしを「だらしない」と言われてキレたのが犯行の動機とされていましたが、あるアメリカの新聞によるとシンシアが着替えたのを見て、ジオワルドが
「そんな恰好、スラム街の人間みたいだ」
と言い、さらに
「今日の娘の学校のスペルコンテストには連れて行かないよ」
と言ったことが犯行の引き金になった、とあります。
犯行を自白した後シンシアは、
「婿が死んで良かった!もし死んでなければもう一度殺すけどね!」
あいつは私の娘と孫を、13年以上も虐待し続けていたんだから、となんの後悔も見せませんでした。
けれど警察に連れて行かれる前に娘や孫とお別れのハグを求めた彼女に対し、孫娘は言ったそうです。
「嫌よ。パパを殺したくせに」
犯行の日は、彼女の63歳の誕生日。
家族みんなにお祝いされる一日を選ぶこともできたのに、と思わずにはいられません。